LAN ケーブル比較レポート。
猛烈な暑さが続き体が付いて行っていないスタッフ末冨です。
オーディオショップでは、普段からラインケーブルやスピーカーケーブルの比較試聴はよく行っています。しかし、ネットワークオーディオが当たり前になって来た昨今、LANケーブルへの注目度が俄然上がって来ています。
そこで、この度はLANケーブルの比較試聴をしてみる事になりました。
使用するシステムは以下の当店の定番とも言えるプレーヤー、アンプ、スピーカーです。
・Silent Switch OCXO Japan Standard Model




比較試聴をするLAケーブルはこちら。
・SANWA SUPLY LA-SL6-01BK オーディオ用ではありませんが、意外と使われているお方もおられるようなので、比較の為にこれも試聴に使ってみました。



・Accoustic Revive LAN QUADRANT-Triple C-WE

試聴した曲は、ヘレン・メリルがスティーヴ・レイシー、ステファン・グラッペリ、ゴードン・ベックと共演した異色作から「Round Midnight」を。クリフォード・ブラウンとの共演盤が有名なヘレン・メリルですが、このアルバムはスウィングの巨匠ステファン・グラッペリのバイオリンと、フリージャズの巨匠スティーヴ・レイシーのソプラノ・サックスが共演した異色のフランス盤です。1986年録音。

見た目はあまり変わりがない細さのSANWA SUPLYとTOP WING Ultra Slim Linkを比較しましたが、見た目をはるかに超える音質の違いに唖然。 価格差を考えれば当然なのでしょうが、音に付帯するノイズ感の差は歴然。そもそもの音楽信号のレベルが段違い。
ヘレン・メリルの歌声にはっきりとした輪郭が現れます。スティーヴ・レイシーのソプラノ・サックスの音の存在感がぐっと増し、メリルの声とソプラノ・サックスの二重唱のような演奏がより楽しめました。
続いて、AIM NA4にグレードを一気に上げました。
実際はスタジオなのですが、ステージ空間がぐっと広がった感じです。よりノイズ感が減少し、歌声と楽器の音がリアルに迫って来ました。歌声や楽器の存在感が段違いのレベルに上がって来ました。
最後に、Accoustic Revive LAN QUADRANT-Triple C-WEを。
より天井が高くなり奥行き感が増した感じです。「これ、狭いスタジオでの録音だよなあ?」と、あらためて録音のデータを確認したほど。
演奏のスケール感がより増して、どこかのジャズクラブの最前列で聴いている愉悦感に浸って、聴いてしまいました。
スピーカーケーブルやラインケーブル、電源ケーブルのグレードアップにはよく意識が向けられると思いますが、LANケーブルに目を向けられる人はまだまだ少ないように感じられます。
今回改めて聴き比べましたが、想像以上の違いに私自身も驚いています。
音楽を聴くスタイルが加速度的にレコードやCDからネットワークに取って代わられている昨今ですが、それ故に今後益々LANケーブルへの注目度が上がって来ています。
当店にお越し下されば比較試聴が出来ますので、ご気軽にスタッフに声をかけて下さいませ。

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