中古 LUXMAN CL-88&MQ-88を試聴しました。
スタッフ末冨にとっては懐かしいアンプが入って来ました。
LUXMANの真空管アンプ、プリアンプCL-88とステレオ・パワーアンプMQ-88のコンビです。
当時(2004年)、LUXMANの実に11年ぶりに満を持して発表するセパレート型真空管アンプでした。
何より驚いたのは、LUXMANらしからぬと言うか、真空管アンプらしからぬ近未来的なデザインに驚いたものでした。特にプリアンプCL-88! 価格もCL-88が¥380,000(税抜)、MQ-88が¥450,000(税抜)と、当時としてはなかなか手が出せるお値段ではなかった(私には・・)。
21年の時を経て今自分の目の前にこれがある!と、興奮気味な私です。


さて、早速試聴いたしましょう!
アナログプレーヤーTechnics SL-1300G+DENON DL103+スピーカーTANNOY Stirling III LZ Special EditionとCL-88&MQ88でアナログレコードを聴いてみました。

試聴したアナログディスクはESOTERICの「ファリャ:バレエ音楽/三角帽子~テレサ・ベルガンサ、エルネスト・アンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団」(1961年録音)

冒頭で聴こえて来るティンパニ、管楽器の活き活きとした響き。掛け声や軽やかに鳴らされるカスタネットの音。ベルガンサの天上から聴こえて来るかの如き美声に試聴を忘れて聴き惚れてしまいました。
真空管アンプの持つ柔らかな肌触りに加えて、現代的な透明感を併せ持った音は、CL-88の外観そのものと言った感じを持ちました。
次は、「デューク・エリントン:女王組曲」

1958年、イギリスでエリザベス女王に謁見を許されたエリントンは感激して、翌年たった1枚のレコードを作ってエリザベス女王に献呈しました。
生前は、この録音をリリースする事を許さなかったのですが、エリントンの死後2年して公式にリリースされました。
今回はその組曲の中から冒頭の「サンセット・アンド・ザ・モッキング・バード」を試聴しました。
エリントンのピアノが音数少なくも印象的なメロディーを紡ぐ冒頭から、途中から入って来る柔らかなブラス・サウンドが心地よく響きます。
1959年の録音ですが、こうした音源はあまり高解像度でエッジの立った音よりは、これくらいの方が心地良く感じます。
DAWで作られた現代的な音が巷に溢れだした時代にリリースされたアンプでモダーンな外観ながら、このエリントンのようなサウンドにはよく似合っています。

使用真空管:ECC83S / ECC82
ボリュームやメーター、シャーシ下部に、ブルーLEDによるエレガントで落ち着いたイルミネーションを配しています。
経年の使用感はございます。
販売価格 ¥242,000(税込)

初段のECC83SにはスロバキアのJJ製を、ドライバー段の12BH7Aと出力管のKT88にはロシアのソブテック製をそれぞれ選択。
経年の使用感はあります。一部打ち傷が一部見られます。
販売価格 ¥275,000(税込)
ご試聴を希望される方は、予めご予約を頂けると幸いです。

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