ACCUPHASE 渾身のAB級モノラルパワーアンプ「M-6200」を試聴いたしました。
前モデルのM-6000とは全く違う経路の音で、
これぞAB級といったような切れ味するどい軽快な音に仕上がっています。
スカッと弾力のある音をお求めの方にオススメのアンプです。
商品のご説明も少しさせていただきますね。
純A級モノラル・パワーアンプの最上位機「A-200」に対して、本機はAB級モノラルパワーアンプの最上位機という位置づけ。
定格出力は1,200W/1Ω、600W/2Ω、300W/4Ω、150W/8Ω(20~20kHz)。
前モデルのM-6000もとても人気でしたね。
この度は6000を更にグレードアップ。
ダンピングファクターも500から倍の1000へ。
SNも120dbから127dbへ。
消費電力は180Wから100Wへ。
出力素子がM-6000のMOS-FETからバイポーラ・トランジスターに変わったことも注目点かと思います。
スピーカーターミナルも1ペアから2ペアに。(バイワイヤ接続等対応)
見えづらいのですが、バランス入力端子の位相切り替えスイッチも備えております。
ここからは少しマニアックな説明になりますが、ご興味ある方はお目通しくださいませ。
独立した2台の完全同一回路のパワーアンプ・ユニットを筐体の左右に配置して並列ドライブということで、低出力インピーダンスのパワーアンプを実現されています。
出力素子は、16パラレル・プッシュプル構成による「ハイパワー・トランジスター」搭載。
電源部はアルミ鋳物ケースに収納された高効率大型トロイダル・トランス、特注による48,000μF大容量フィルター・コンデンサー2個などから構成となっております。
ケミコンもA-200に搭載したものと同様の新構造の物を採用。
1Ωのインピーダンスで1,200Wの出力を実現。
アンプ全体の構成には、同社最新の「超低雑音インスツルメンテーション・アンプ」を導入されており、高いS/Nを実現。
各段にはカレントフィードバック増幅器を用いて、広帯域でありながら安定した増幅を実現。
入力部(前段)のローノイズ電圧増幅段にて22dBのゲインを持たせ、パワー増幅段(後段)への雑音の影響をより抑えたことも特徴。
22dBのゲインを実現するため、前段は新規設計の電圧帰還型ディスクリートアンプとしている。(M-6000の前段はディスクリートアンプではなかったので、ゲインに制限があった)。
その結果、M-6000に比べてノイズレベルは1/2(A-200と同等)まで抑えられているといいます。
プロテクション回路には音質と長期信頼性に優れた「MOS FETスイッチ」や「エッジワイズ・コイル」を搭載することで、徹底的に低インピーダンス化を図っています。
早速当店お客様にもお買い求めいただきまして、只今入荷待ちとなっております。
これもまたヒットしそうなハイエンド製品かと思います。
そして、本日は同社の夢のアイテム。
お部屋の音を自由自在に調整できるアイテム「DG-58」を納品です。
別件では、ACCUPHASEのE360とLUXMAN L-550AXのご自宅比較試聴へ。
心豊かに。
快適な音のある暮らしをお届けいたします♪