オーディオブログ 新商品レポート

【デモ試聴レビュー】LINN MAJIK DSM/5のご紹介

今回はLINNの最新ネットワークプレーヤー 
MAJIK DSM/5 をご紹介します。

ネットワークプレーヤー、プリアンプ、パワーアンプ、フォノステージなど
音楽再生に必要な機能すべてを1台に集約
”1筐体で完結できる”事こそ
MAJIK DSM/5 最大の特長です。

システム全体をコンパクトにまとめながらも
限られたスペースで上質なリスニング環境を築きたいという方にとって
理想的な選択肢の一つになりうる1台。


2020年に発売された
前作のMAJIK DSM/4の登場から はや5年。

モデルチェンジを果たしたMAJIK DSM/5は
天面に刻まれた精緻なヒートシンク形状
滑らかに加工されたアルミニウム製シャーシ


そして上位機種の SELEKT DSMシリーズ で採用されている
カットガラスダイヤルの搭載により
より機能的に、美しく進化を果たしました。




MAJIK DSM/4からの進化変更点

  • アンプ&電源系
    • アンプ:100 W/ch Class‑D、Selekt DSM由来のポストフィルターフィードバック構成 
  • DAC回路
    • Linn独自の高精度クロック&アップサンプリング(Selekt/Katalyst由来) 
    • PCM最大384 kHz・DSD256まで対応と上位化 
  • 筐体・構造
    ⚪︎ 2mm 厚アルミニウム・シングルピースで成型された強固で精度の高いシャーシ
    • 精密成形アルミ筐体と鋼製インシュレーターで、剛性・振動制御強化
    • フロントに光学ガラス製ディスプレイおよびカットガラス製ダイヤル採用
  • 入出力端子の進化
    • HDMI出力がARCからeARC対応へ格上げ(4K/HDCP2.2/HDR/CEC/18Gbps) 
    • アナログ入力としてMM&MCフォノ、ライン2系統、サブウーファー出力、Exakt Link対応 
  • ネットワーク&ストリーミング対応
    • Wi‑Fi 802.11ac, Ethernet, Bluetooth 4.2 完備
    • サービス拡張:Spotify, Tidal, Qobuz, Deezer, AirPlay2, Roon Ready, TuneInなど多対応 
    • Space Optimisation、Exakt Link、ソフトウェア更新含む機能継承 


何はともあれ、まず試聴。
という事で

Paradigm Logo


 PERSONA B を接続し、Qobuzのストリーミングを楽しみました。


眼前の2本のスピーカーの間に浮かび上がる音の輪郭が立体的で
音の立ち上がり・消えぎわが自然に感じられます。
音数の多い楽曲においても混濁したところがなく
実在感をもって表現されます。

PERSONA B は前段の機器のポテンシャルを
とても素直に表現するスピーカーですが
低域も深く沈み込み、反応の良さも良好!
サウンドステージも広く表現されており
ワンボディ構成でこれほど気持ち良く
そして、どんなジャンルの音楽も魅力的に楽しめる
MAJIK DSM/5の実力に驚きを感じました。

Qobuzで次々と楽曲を選び、音楽に浸る。。。
気がつけば1時間があっという間に過ぎていました。


アナログの深みを味わう。フォノ入力も秀逸

MAJIK DSM/5 では 
MM/MCカートリッジ対応のフォノ入力を装備
別途イコライザーなしでレコードプレーヤーを接続可能です。

また、LINN独自のRIAAイコライジング回路の搭載と
この度MCカートリッジ対応になった事で
アナログファンにも嬉しい進化となりました。


実用性を兼ね備えた豊富な接続端子


スピーカーターミナルは前作MAJIK DSM/4から大きく変更
大型バウンディングボックスに
Yラグ・バナナプラグに対応しています。



USB-C、光・同軸デジタル入力、Bluetooth 4.2、Wi-Fi 802.11acを完備。

さらにHDMI eARC端子の搭載により
リビングオーディオの使用用途にも対応可能。

EXAKT LINKも搭載しております。


前作MAJIK DSM/4と比較試聴 ♪

そうは言っても、前作と比べてどのくらい進化したのか。。。
スタッフを集めて
MAJIK DSM/4との比較試聴してみました。

試聴に使用したスピーカーは 

GOLD−100-6G
反応の良さ・ストレートで伸びやかな表現を持つ
3Wayブックシェルフスピーカーです。


改めて両機を並べてみると
外装の変更によるアップグレード感は否めず
MAJIK DSM/5の佇まいは所有欲を掻き立てられますね


価格差はありながらも
見た目以上の音質差は如何なるものでしょうか

( MAJIK DSM/4 ー ¥748,000-(税込)
      DSM/5 ー ¥1,100,000–(税込) )

まずはMAJIK DSM/4から試聴

ボーカル・フュージョン・クラシック と
聴き進めていくほどに
「 これでいいじゃない ♪ 」と感じてしまうほど
ナチュラルかつダイナミックなサウンドが楽しめます。


スタッフからは、心地よく瑞々しい聴き心地と
ブックシェルフスピーカーながら
量感のある中低域再生に好印象の声!

続けて、MAJIK DSM/5 を試聴
出音1発目から スタッフからため息が漏れます。


サウンドステージが縦/横に確実に広がり
よりフォーカス感のある・実在感 豊かなサウンドに♪

低域の制動感と中高域の伸びやかさが共存しており
小音量でも情報量とダイナミクスがしっかり感じられ
ボーカルや弦などのニュアンスがより聴き手に伝わる様な
音楽性豊かな表現が印象的でした。

【 スタッフの感想 】
♪ 音の背景がより静かになった。実在感があるサウンドです
♪ サウンドステージがより感じられて ライブ感が最高!
♪ 楽器の細かなニュアンスやボーカルの息遣いまでもリアル
♪ たったひとつのピアノのフレーズだけ聴いただけでも
  その響きの余韻がまるで違う!
♪ DSM/4の音は好きな人もいるかも
  多少ふくよかでボリューム感のある中低域も魅力的
♪ 生々しいヴァイオリンの響きと演奏のニュアンスが
  伝わってきて、感動!(女性スタッフ談)
♪ さっきと音量一緒ですか!?
  音の迫力も音の強弱の感じが違います!(女性スタッフ談)

などなど。

MAJIK DSM/5 の進化は
そのサウンドからもしっかりと確認する事ができました。

エントリーモデルながら
上位機種のSELEKT ・KLIMAX から
革新的な技術やサウンド継承を見事に実現したプロダクトです。

当店のYoutubeチャンネルでは
LINNの魅力をご紹介しておりますので
是非ご覧ください。



LINNのコンポーネントは
決して安価ではないものの
国産のコンポーネントブランドにはない
洗練されたデザインとサウンドは魅力的です

今回ご紹介いたしました MAJIK DSM/5 は
LINN JAPAN 様よりデモ機をお借りしてのレビューとなりました。
常設展示ではございませんが試聴いただける機会となりましたら
改めてご案内させていただきます。

また当店では、旧モデル MAJIK DSM/4 の現品展示処分を実施中です
常時展示中ですので ご試聴希望の方はお気軽にお声がけくださいませ


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