オーディオブログ

オーディオ女子養成企画。その弐。スピーカー比較・ブックシェルフ or トールボーイ編。

「オーディオと言えば、オヤジの世界!」・・を打ち砕く、新たな世界の構築に向けての新企画。(少々表現が大袈裟かも?)「オーディオ女子養成企画」の第2回目!

 

S__27115727回も女性スタッフHさんに再度ご登場願います。

 

助っ人として、

オーディオ歴ウン十年の大ベテランスタッフNさんも再度登場。

 

お二方が加入してくださったおかげで、

店内にまた心地の良い新たな風が吹いてきました。

 

しかも、ほんわかとした優しい風。

 

 

 

 

 

前回は、ブックシェルフ・スピーカー同士での比較試聴でした。

今回は、ブックシェルフ・スピーカーとトールボーイ・スピーカーとの比較試聴をいたしました。

 

使用したスピーカーは、Monitor Audio Silver 300

高さが1mジャストの3Way バスレフ型。

 

MONITORAUDIO_SILVER300_1

 

(こちらは、展示品処分としてお得に提供予定。最新の価格はお気軽にお問い合わせくださいませ。)

 

 

ブックシェルフ・スピーカーは、FYNE AUDIO F500

 

Bass/MidドライバーとHFドライバーの音軸の中心を共有するポイントソースシステム。

低域の放射特性を圧倒的に改善するBassTrax ™ Tractrix (ベーストラックス・トラクトリックス)ポート・ディフューザーシステムを採用したユニークなスピーカー。

 

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前回同様、私スタッフ末冨(S)が進行係。

 

S:今回は、共に英国のスピーカー・ブランドを並べてみました。

ブックシェルフとトールボーイの特徴の違いも含めて聞いていただきましょう。

ちょっと価格の違いもあるにはあるって感じですけど、さて諸々含めてどう感じるでしょうか。

 

オーディオ女子の卵Hさんとオーディオの完熟トマト?Nさんとの3人で、さて開始です。

 

 

S:まずは、ジャズ・ヴォーカルから行きましょうか。

 

リリースされたばかりの若いピアノ・トリオを従えた海原純子のヴォーカルで、「Blue Skies」を聴いてみましょう。

因みに、海原純子は、心療内科医、日本医科大学特任教授、ハーバード大学客員研究員、物書き、 歌手と言う肩書の才女です。

 

Interview #228 海原純子 Junko Umihara – JazzTokyo

 

N:Silver 300は、ヴォーカルに艶がありますね。低音もよく出ていてます。

F500は、音像・定位に優れて、ダイナミックに鳴っています。

 

H:F500は、音が前に出て来ます。

Silver300は、音が広がって優しい音です。”Th”の発音が心地よく鳴っていました。

 

S:Thが綺麗に聞こえるのは大事ですよね!

下手するとThがノイジーになちゃってたりするから。

 

 

 

S:次は、ガラリと変わってテレマンの「無伴奏オーボエの為の12の幻想曲」を聴いてみましょう。

オーボエの名手ハインツ・ホリガーの1979年日本でのスタジオ録音です。

 

12 Fantasies: Holliger(Ob)

 

N:F500は、生々しくオーボエが鳴って、音のフォーカスがくっきりと決まっています。

Silver 300は、私には音が広がりすぎのように感じました。

 

H:F500は、高音がリリカルにキレ良く鳴って、オーボエのキーの動きまで見えるようです。

Silver 300は、音に広がりを感じます。

 

S:実は、昔このレコードを聴いて「俺もオーボエを吹きたい!」って楽器屋に飛び込んだのですが、到底私が買える値段じゃなくて店を出ました。脱線しました・・・。

この録音は、日本のスタジオでの録音で、クラシックではよくあるどこかのホールで録ったのじゃないんですね。

この録音をいかにもホールで鳴っているように再生したいのか、スタジオという狭い空間で、目の前で演奏しているかのように聴きたいかによって選ぶオーディオも変わって来そうですね。

元のマスタリングの意図するままの再生じゃなくても、自分の好みの音で再生して聴くというのもオーディオの楽しさだと思うのだけど、どうなんでしょうね?

 

 

S:さて、続いてはジャズのピアノトリオで。

フランスのベテラン・ピアニストのジョルジュ・アルバニタスで、「Footprints」を聴いてみましょう。

 

ランコントル

 

S:ジャズの録音って、ベースが前に出てエネルギー感のある再生を期待するものですが、1970年代以降はECMの登場もあって、ジャズの録音も変わって来ました。でも、これは結構ベースの張り出しが感じられる録音です。さて、どう鳴るか。

 

N:F500は、中域が張り出して来る感じですが、こじんまりと鳴ってる感じがしました。

Silver300は、高域が綺麗。低域が豊かでワイドレンジに鳴っています。全体的にい感じですね。

 

H:F500は、音がはっきりと聞こえて迫力もあって、力強さも感じます。

Silver300は、空間が広く感じられます。私は、こっちがいいな。

 

 

 

S:続いて、今度はクラシックのオーケストラを聴いてみましょう。

「ブラームス:交響曲第4番~カラヤン指揮、ベルリン・フィル」から第1楽章の冒頭です。

静かな助走があって徐々に音が重なって来る辺りを聴いていただきます。

 

交響曲第4番、悲劇的序曲 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル(1988、1983) : ブラームス(1833-1897) | HMV&BOOKS online - UCCG-90731

 

 

N:クラシックは、ワイドレンジなSilver300が心地よいです。

F500は、私には音が固く感じました。

 

H:Silver300は、音の解像度が高く、F500では聴こえた来なかったオーケストラの中の楽器の音が立ち上がって来た感じ。

私は、断然Silver 300です。

 

S:さすがにクラシックのオーケストラだとSilver300に軍配が上がったようですね。

実は、私、この第4番の演奏の一番最初の音の立ち上がりフェチ?なんです。何も無い空間にふわっとオーケストラの音が立ち上がって来る感触が感じられたらいいですね。一番のお薦めはフルトヴェングラー! お試しを。

 

 

S:最後は、ご存じビートルズで〆ましょう。

 

「ホワイトアルバム」から「ブラックバード」を聴いてみましょう。

Hさんが今ギターで挑戦中の曲です!

 

真実のビートルズ・サウンド[完全版]『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』全曲解説 | ギター・マガジン(リットーミュージック)

 

 

N:これは、F500の勝ち。音の輪郭がはっきりしていてギターの音が生に近い感じ。

Silver300は、焦点がぼやけて感じました。

 

H:F500は、ギターのフレーズがかっこよく鳴ってる。

でも、自分が聴きたいのはSilver 300の方ですね。

 

S:勢いで、同じくホワイトアルバムから「バック・イン・ザ・USSR」を。

「ブラックバード」とはうって変わってロックです。

 

N:こんな曲だと、Silver 300はおとなしいかな。

F500は、同軸ユニットの良さが出てます。

 

H:F500は、こんなかっこいいロックに合ってる。

でも私はSilver 300の方が好きだなあ。

 

S:スピーカーの良しあしって、大小や価格だけの問題じゃないですよね。

自分が普段どんな音楽を聴いてるか、何を求めているかによって、コンパクトな方が良かったりするし。

でも、シンフォニーの再生となると二人ともSilver300に軍配が上がったようですね。

でも、他のジャズやポップス、ロックとなると二人の意見が分かれて来るのが面白いですね。

 

N&H:いや~楽しかった~!

S:コロナ以前は、こんな事はお客様としょっちゅうやっていたんですけどね。

早く元の楽しいお客様との会話が戻って欲しいなあ。

 

今回試聴に使った2種類のスピーカーは、サウンドテックでは常時展示しておりますので、

いつでもご試聴可能となっております。

 

お好みのCD,LPをお持ちになってご試聴下さいませ。

スタッフ一同お待ちしております。

 

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Monitor Audio Silver 300

販売価格  ¥368,000(税込)

 

※展示品の処分を検討しております。

お問い合わせは最新価格はこちらまで。

 

FYNE AUDIO F500

販売価格  ¥143,000 (税込)

 

尚、コロナ感染対策として、ご希望のご来店の日時等予めご連絡いただけますと幸いです。

 

 

お問い合わせはこちらまで。

tel 0835-21-5555

 

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